叢書名
ちくまプリマー新書
書名
日本史でたどるニッポン
著者名
出版者
筑摩書房
出版年月日
2020/02
00130111
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 215p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 9784480683717 |
定価 | 840 |
注記 | 明石は鄙、大宰府はど田舎だった!? 外圧のない平安時代はまったりしていた? 天皇は伊勢神宮を参拝していなかった? 日本がひとつの国として成立する過程や国民性、宗教などを解説する。 日本という国は、ひとつの民族が、ひとつの言語を使い、ひとつの国家を形成して、長い長い歴史を持っていると習います。けれどそれは明治時代から戦前までの教育の名残です。では、どのように今の日本になったのでしょうか?日本の国民性、世襲、歴史と宗教の関係などについて解説します。 |
分類記号1 | 210 日本史 |
件名 | 日本-歴史 ニホン-レキシ |
内容細目1 | 〈本郷和人〉 1960年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同大学史料編纂所教授。専門は中世政治史。著書に「東大教授がおしえるやばい日本史」「空白の日本史」など。 |
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内容細目1 | 第一章 日本は最初からひとつの国だったのか |
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内容細目2 | 日本は地政学的に恵まれている |
内容細目3 | 最初は西日本中心の国だった |
内容細目4 | 大和朝廷の頃は宮崎あたりまでが日本 |
内容細目5 | 関東は統治の及ばない田舎だった |
内容細目6 | 明石も鄙、大宰府はど田舎だった |
内容細目1 | 法の及ばない関東で力を蓄えた源頼朝 |
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内容細目2 | 東北地方に花開いた平泉政権 |
内容細目3 | 再び京都を中心とした室町幕府 |
内容細目4 | 都から遠い東北地方は治める気なし? |
内容細目5 | 戦国時代、「戦は金」 |
内容細目6 | 秀吉が初めて日本を統一 |
内容細目1 | 江戸幕府が本格的に東北を開発 |
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内容細目2 | 今の東京があるのは無血開城が実現したから |
内容細目3 | 第二章 外圧でしか変わらないニッポン |
内容細目4 | 外圧で国のあり方が大きく変わる |
内容細目5 | 最初の「外圧」は“白村江の戦”での敗戦 |
内容細目6 | 日本人には合わない「科挙」は見送りに |
内容細目1 | 外圧のない平安時代はまったりしていた |
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内容細目2 | 唐物文化に対抗して侘び寂びが生まれた |
内容細目3 | 戦国時代を終焉させた鉄砲という「外圧」 |
内容細目4 | ペリー来航で自分たちの遅れに腰を抜かす |
内容細目5 | 「外圧」で西洋化、天皇と国民の関係も変わった |
内容細目6 | 第三章 世襲バンザイ! |
内容細目1 | 「才能」より「世襲」が力を持つ日本 |
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内容細目2 | 唯一「世襲」がなかった明治政府 |
内容細目3 | 「世襲」のいいところは競争がないこと |
内容細目4 | 「世襲」できる人は幸いである |
内容細目5 | 「地位より人」を重視するのが日本 |
内容細目6 | 武家政権では将軍という地位が無力化 |
内容細目1 | 「才能」より「血」が大事 |
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内容細目2 | 家の繁栄のために「血」を利用 |
内容細目3 | 天皇家の存続は何よりも大事 |
内容細目4 | 第四章 日本の歴史と宗教の関係 |
内容細目5 | 仏教が受け入れられたのは神道が多神教だったから |
内容細目6 | 中世の仏教を引っ張った二つの密教 |
内容細目1 | 俗界の身分が聖界でも維持される |
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内容細目2 | やさしい仏教が庶民に広まる |
内容細目3 | 仏教でも血のつながりが重視される |
内容細目4 | 日蓮宗と禅宗も学問の必要ないやさしい仏教 |
内容細目5 | 宣教師は一向宗を敵認定 |
内容細目6 | キリスト教のほうが庶民に寄り添っている |
内容細目1 | お経はなぜ翻訳されなかったのか |
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内容細目2 | なぜ「廃仏毀釈」が起きたのか |
内容細目3 | 天皇は伊勢神宮を参拝していなかった? |
内容細目4 | 「国家神道」が確立したのは明治時代 |
内容細目5 | 第五章 日本史を学ぶ意義 |
内容細目6 | 知ることの大切さ |
内容細目1 | 日本史を学ぶ意味 |
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内容細目2 | より深く学び因果関係を考える |
内容細目3 | 歴史学は思考法の実験場 |