叢書名
ちくまプリマー新書
書名
はじめての憲法
著者名
出版者
筑摩書房
出版年月日
2019/12
00129969
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 206p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 9784480683670 |
定価 | 820 |
注記 | 護憲派vs.改憲派の不毛な対立を越えて-。国際主義を強調する日本国憲法の内容を、気鋭の国際政治学者が、歴史的経緯をふまえ、平易に解説する。ほんとうの平和を考える憲法入門講義。質疑応答も収録。 日本国憲法の制定過程を、ポツダム宣言受諾後の「ポツダム・プロセス」として見ることで、憲法の本当の姿がわかる!気鋭の国際政治学者・篠田英朗(しのだひであき)が、憲法の前文と九条に焦点をあてて、その基本的性格をわかりやすく解説する。世界水準の憲法入門講義。 |
分類記号1 | 323 憲法 |
件名 | 憲法-日本 ケンポウ-ニホン |
内容細目1 | 〈篠田英朗〉 1968年生まれ。ロンドン大学LSE博士課程修了。東京外国語大学総合国際学研究院教授。「平和構築と法の支配」で大佛次郎論壇賞、「「国家主権」という思想」でサントリー学芸賞を受賞。 |
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内容細目1 | まえがき |
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内容細目2 | 序章 憲法はなぜつくられたのか-戦争と平和 |
内容細目3 | 国際法にしたがった平和を求める日本国憲法 |
内容細目4 | アメリカ人が起草した憲法 |
内容細目5 | 平和構築活動としての憲法制定 |
内容細目6 | 現代世界の紛争解決と憲法制定 |
内容細目1 | 国内と国際をつなげる戦争・平和・憲法の三段階 |
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内容細目2 | 第1章 憲法制定の論理とはなにか-ポツダム宣言 |
内容細目3 | 「ポツダム・プロセス」という考え方 |
内容細目4 | 右翼と左翼の「ポツダム・プロセス」否定論 |
内容細目5 | 日本国「人民」の論理 |
内容細目6 | 「ポツダム・プロセス」の時間軸 |
内容細目1 | 第2章 憲法が依拠する原理とはなにか-社会契約 |
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内容細目2 | 日本国憲法に貫かれた「ポツダム・プロセス」の論理 |
内容細目3 | 日本国憲法における「主権」概念 |
内容細目4 | 憲法の「一大原理」=「信託」 |
内容細目5 | 第3章 憲法が標榜する責務とはなにか-国際契約 |
内容細目6 | 憲法における平和愛好諸国への信頼(trust) |
内容細目1 | 消えた「正義(justice)」の謎 |
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内容細目2 | 憲法における国際契約 |
内容細目3 | 「ポツダム・プロセス」の完遂点 |
内容細目4 | 憲法一三条「幸福追求権」とアメリカ独立宣言のつながり |
内容細目5 | 第4章 九条とはなにか(1)-国際法遵守宣言としての一項 |
内容細目6 | 国際法遵守を宣言した憲法九条一項 |
内容細目1 | 国際法が達成した「無差別戦争観」の終焉 |
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内容細目2 | 「戦争」は「自衛権の行使」とは違う |
内容細目3 | 集団的自衛権は固有の自衛権 |
内容細目4 | 第5章 九条とはなにか(2)-大日本帝国軍解体を確証する二項前段 |
内容細目5 | 九条二項が不保持を宣言しているのは「戦力(war potential)」 |
内容細目6 | 「戦力」概念の導入は、自衛権の留保とセット |
内容細目1 | 「戦力(war potential)」は、戦争潜在力のこと |
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内容細目2 | 「戦力」と軍隊は同じではない |
内容細目3 | 九条二項に貫かれた「ポツダム・プロセス」の論理 |
内容細目4 | マッカーサーは一貫していた |
内容細目5 | 第6章 九条とはなにか(3)-大日本帝国憲法の思想を否認する二項後段 |
内容細目6 | 「交戦権」はその存在を否認されている |
内容細目1 | 「交戦権」は戦中の大日本帝国の概念 |
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内容細目2 | マッカーサーはなぜ「交戦権」を否認したかったのか |
内容細目3 | 第7章 憲法と日米安全保障条約はどんな関係にあるのか |
内容細目4 | 「ポツダム・プロセス」の終結点としての一九五一年 |
内容細目5 | ポスト「ポツダム・プロセス」としての日米安保体制 |
内容細目6 | 沖縄返還時の日米安保体制の解釈修正 |
内容細目1 | 戦後日本の国体 |
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内容細目2 | おわりに |