叢書名
ちくまプリマー新書
書名
ぼくらの中の「トラウマ」 いたみを癒すということ
著者名
出版者
筑摩書房
出版年月日
2020/01
00130109
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 218p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 9784480683687 |
定価 | 840 |
注記 | 文献:p216〜218 いじめ、災害、犯罪、死別…。人生の大変な出来事と、それに対する心のいたみ、トラウマについて、そのメカニズムや心の働きを解説。また、トラウマとの向き合い方や対処の方法を、豊富な事例とともに紹介する。 恐い出来事によってできる心の傷「トラウマ」はどんな人にもある。まずはそのいたみを自覚し、こじらせないことが肝要だ。精神療法・思春期青年期を専門とする精神科医が、トラウマのメカニズムや、いたみに向き合いながら和らげる術など、明日も無事に生き延びるための知識を豊富な事例から解説する。 |
分類記号1 | 146 臨床心理学・精神分析学 |
件名 | トラウマ トラウマ |
内容細目1 | 〈青木省三〉 1952年広島市生まれ。岡山大学医学部卒業。公益財団法人慈圭会精神医学研究所所長。川崎医科大学名誉教授。著書に「ぼくらの中の発達障害」「思春期こころのいる場所」など。 |
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内容細目1 | はじめに |
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内容細目2 | 第1章 トラウマ反応で起きること |
内容細目3 | 過去の記憶がよみがえる-フラッシュバックという体験 記憶とは/トラウマ最大の特徴-いつまでも生々しい記憶/トラウマ記憶の現れかた/フラッシュバックが起きた! |
内容細目4 | 身体が警戒態勢になる |
内容細目5 | 人や世界が信じられない 人が恐い |
内容細目6 | 感情や行動が不安定になる 自分を傷つける |
内容細目1 | 第2章 トラウマとは何か-そのメカニズム |
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内容細目2 | トラウマ反応の重症度 |
内容細目3 | トラウマ反応を引き起こす出来事とは |
内容細目4 | 具体的にどのような出来事か いじめ/いじめかどうか/児童虐待/災害/配偶者からの暴力(ドメスティック・バイオレンス/DV)/性犯罪・性暴力/犯罪・戦争・事故・テロ/死別の一部 |
内容細目5 | トラウマ反応が起きるメカニズムとは 恐い出来事は脳に刻まれる/トラウマの治り方/トラウマ反応を起こりやすくする要素/脆弱性と回復力/再トラウマ化という危機/社会構造とトラウマ |
内容細目6 | 出来事やトラウマの受けとめかた トラウマ体験は成長の機会となることもある |
内容細目1 | 第3章 トラウマ反応という心の働き |
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内容細目2 | 心身が緊張した戦闘モード-警戒態勢と感覚麻痺 脳が興奮し、活発になるとどうなるか |
内容細目3 | 回避という心の働き |
内容細目4 | 解離という心の動き にこやかに、静かに涙を流した女性/忘れているフリではない! |
内容細目5 | 第4章 トラウマと向き合う-トラウマに苦しんでいるあなたに |
内容細目6 | 「自分は悪くない」と繰り返し唱えよう |
内容細目1 | 不安定な自分と付き合う 生活リズムを整える/トラウマ・スイッチを探す |
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内容細目2 | トラウマを、しまっておく とりあえず見えないところにしまう/心を隠す力/心を開く力/グチを漏らす力 |
内容細目3 | 恐い時は逃げろ! |
内容細目4 | トラウマを話す 話すか、話さないか/トラウマを話すことがプラスになる場合もある/トラウマは話し過ぎないほうがいい/「ながら」コミュニケーション |
内容細目5 | トラウマを見つめる 自分のトラウマを見つめてみる/忘れているトラウマを思い出すことは大切か/プルースト現象 よい記憶を思い出す |
内容細目6 | 心の体力をつける ほっとする時間を作ろう/気象通報で心身を鎮めた女性/小さな楽しみを増やそう |
内容細目1 | 第5章 からだを通して、トラウマを癒す |
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内容細目2 | バッティング・センターから草野球チームに 一人から仲間へ |
内容細目3 | 体験しながら考える 壊すから、造るへ/おじさん、おばさんの力/何かをしながら考える/働くということ |
内容細目4 | 外に出て友達と遊ぶ |
内容細目5 | 名作童話に描かれたトラウマからの回復 |
内容細目6 | 祈りながら歩く-釘抜地蔵さん |
内容細目1 | 第6章 僕の「旅」治療 |
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内容細目2 | 僕の社交不安症 |
内容細目3 | 僕の三つの旅 一つ目の旅/二つ目の旅/三つ目の旅/自分は自分である/三つの旅で得たもの |
内容細目4 | 鉄道と競馬 釧網線/ばんえい競馬 |
内容細目5 | 「旅」治療-巡礼 「転地療法」「航海療法」/僕のインド「逆浦島太郎」体験 |
内容細目6 | 第7章 安全感・安心感を提供する-周囲の人にできること |
内容細目1 | トラウマは目に見えないものである トラウマとトラウマ反応のつらさは、わかりにくいものである |
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内容細目2 | 「忘れなさい」「気にしないように」と言わない 「強くなりなさい」と言わない |
内容細目3 | 声の大きさや話し方に気をつける。怒鳴らない |
内容細目4 | トラウマを話してもらうか、話してもらわないか |
内容細目5 | 「簡単にはわからない」から出発する 共感するって難しい |
内容細目6 | 「密室」が、人間関係を苦しいものにする |
内容細目1 | 止まった時間に気づく 生活を支援する |
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内容細目2 | 希望を紡ぎだす 希望はないか/困っていることをたずねてみる |
内容細目3 | トラウマを癒す環境こそが支援 ネットワークで支援する/「ところで、この若者の良い所は?」/支援者がダウンしない支援を考える |
内容細目4 | トラウマは人の中で癒える |
内容細目5 | 最終章 ヒロシマ-僕のトラウマから、僕らのトラウマへ |
内容細目6 | 原爆と広島カープ |
内容細目1 | 僕らのトラウマを癒す |
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内容細目2 | おわりに-過酷な体験を共有すること |
内容細目3 | 《引用文献・参考文献》 |