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概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名
病魔という悪の物語 チフスのメアリー
著者名
金森修著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2006/03
00130682

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 143p
サイズ 18cm
ISBN 4480687297
定価 700
注記 文献:p142〜143 20世紀初め、腸チフスに罹ったとされ、突然病院に収容されてしまったメアリー。「毒を撒き散らす悪女」として恐れられた彼女の半生を辿りながら、伝染病への偏見などを考える。 ある日突然、自分自身には身に覚えもないことで自由を奪われ、病院に収容されてしまったら、あなたはどうしますか?「チフスのメアリー」として有名な彼女の人生を紹介。エイズや鳥インフルエンザなど、伝染病の恐怖におびえる現代人にも、多くの問いを投げかけます。
分類記号1
498 衛生学・公衆衛生・予防医学
件名 腸チフス チョウ/チフス
内容細目1 〈金森修〉 1954年札幌市生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。パリ第一大学哲学博士。東京大学大学院教育学研究科教授。著書に「フランス科学認識論の系譜」「負の生命論」「バシュラール」など。
内容細目1 はじめに
内容細目2 ある料理人の運命/料理を介した死?/主人公の名前/個人と全体の利害対立/歴史のなかの「善と悪」?/悲しみという感動/基礎資料
内容細目3 第一章 物語の発端
内容細目4 事件以前のメアリー/チフス患者の発生/賄い婦の「履歴」/最初の接触/衛生局への依頼/公衆衛生という権力/ソーパーとメアリー/ノース・ブラザー島/治療の試みと検査/命名/最初期の社会的反響
内容細目5 第二章 公衆衛生との関わりのなかで
内容細目6 腸チフス/チフスと戦争/チャールズ・シェイピン/腸チフスの感染原因/攻撃的公衆衛生/硫黄燻蒸と蒸気殺菌/「病気の汚物理論」の批判/周辺環境から個人へ/健康保菌者の危険性/健康保菌者という概念/這いまわるキャリアたち/小僧っ子ジンの死/衛生局のパニック/穢れの街/文化的錯綜のなかの囚われ人
内容細目1 第三章 裁判と解放
内容細目2 法的な問題/「チフスのメアリー」の露わな登場/ある判例/オニールの問いかけ/メアリーの主張/孤軍奮闘のメアリー/判決が下る/やや唐突な解放
内容細目3 第四章 再発見と、その後
内容細目4 自由になって/恋人の死/婦人科病院での発見/風向きが変わる/キャリア・リスト/有名なキャリアたち/メアリーの再検査/隔離の必要性は?/歴史の吹きだまりのなかで/仕事に就く/一日旅行/小さな宇宙/卒中の発作/葬式
内容細目5 第五章 象徴化する「チフスのメアリー」
内容細目6 一般名詞化するメアリー/勝ち馬に乗る歴史/髑髏とフライパン/小説のなかのメアリー/象徴化する「チフスのメアリー」
内容細目1 おわりに
内容細目2 エマージング・ウイルス/エイズ/都市伝説/邪悪なゼロ号患者?/繰り返されうる構図/一人の人間がつむぐ歴史
内容細目3 主要参考文献

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