叢書名
ちくまプリマー新書
書名
カブトムシの謎をとく
著者名
出版者
筑摩書房
出版年月日
2023/08
00138629
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 221p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 9784480684578 |
定価 | 880 |
注記 | 文献:p215〜221 知名度の高さにもかかわらず、わかっていないことが多いカブトムシ。子どものころから昆虫好きだった著者が、カブトムシの研究を始めたいきさつや、幼虫のくらし、活動時間をめぐる謎などについて解説する。 日本人にとってもっともメジャーな昆虫、カブトムシの生態には、まだまだわかっていないことが多い。「ほんとに夜型?」「天敵は何?」「大きさはどうやって決まる?」…。世界でも珍しいカブトムシの研究者が、これまでに明らかになった研究成果とともに、仮説の立て方、調査方法、分析の仕方を丁寧に紹介する。 |
分類記号1 | 486 昆虫類 |
件名 | かぶとむし カブトムシ |
内容細目1 | 〈小島渉〉 東京大学大学院農学生命科学研究科で博士(農学)を取得。山口大学理学部講師。著書に「わたしのカブトムシ研究」「不思議だらけカブトムシ図鑑」がある。 |
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内容細目1 | まえがき |
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内容細目2 | 第1章 カブトムシ研究者への道 |
内容細目3 | 昆虫に夢中/思い出の池/魅惑の図鑑類/鳥への情熱/進化生態学との出会い/昆虫を研究対象に/山口の自然環境/[コラム]台湾での生活 |
内容細目4 | 第2章 カブトムシはどんな昆虫? |
内容細目5 | カブトムシの分類/カブトムシの種数/カブトムシは本当に1種類?/カブトムシの一生/成虫の短い寿命/幼虫の餌/オスの角と大きい体/ユニークな配偶行動/カブトムシと人間との深いつながり/都会派のカブトムシ/カブトムシは希少種だった?/[コラム]ナラ枯れとカブトムシ |
内容細目6 | 第3章 幼虫のくらし |
内容細目1 | 幼虫の餌の質が成虫の体の大きさを決める/発酵の進んだ餌の見つけ方/卵の大きさと成虫の大きさ/幼虫が成長するしくみ/幼虫はなぜつねに最大速度で成長しないのか/幼虫はいつ蛹になるのか/[コラム]“大きさ”って何? |
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内容細目2 | 第4章 カブトムシを食べたのは誰? |
内容細目3 | 散らばる死体の謎/犯人はカラス?/もう一つの天敵/カブトムシはおいしい?/食べられたのはどんな個体?/大型の個体は食べられやすい/高い捕食圧/[コラム]タヌキが捕まえたのは? |
内容細目4 | 第5章 活動時間をめぐる謎 |
内容細目5 | 小学生による大発見/1通のメール/面白い着眼点/「自由研究」から「学術論文」へ/You are never too young to be an ecologist/なぜ昼まで居残るのか/シマトネリコでは物足りない?/さらなる調査/オオスズメバチとカブトムシ/オオスズメバチを排除する/法則はシンプルだとは限らない/[コラム]屋久島での大発見 |
内容細目6 | 第6章 カブトムシの生態の地域変異 |
内容細目1 | 遺伝か環境か/謎多きオキナワカブト/ユニークな屋久島のカブトムシ/九州のカブトムシ調査/短い角の進化史に迫る/素早く成長する北日本のカブトムシ/カブトムシの成長を記録する/成長速度を解析する/北海道の外来集団は進化しているのか/素早く成長するためのメカニズム/卵の大きさの地域変異/大きい卵を産む理由/[コラム]調査の間の楽しみ |
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内容細目2 | 第7章 昆虫はどのように天敵から身を守るのか |
内容細目3 | 石垣島のジャコウアゲハ/恐れ知らずな有毒種/警戒心の強さ比較/場所を変えて調査/甲虫の“硬さ”は鳥からの防御に役立つ?/ウズラ以外にも通用するのか/食べてもらう工夫/鳥からの捕食回避/[コラム]逃避開始距離で警戒心の強さは本当に測れる?/[コラム]毒蝶は体温が低い |
内容細目4 | あとがき |
内容細目5 | 引用文献 |