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概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名
「今、ここ」から考える社会学
著者名
好井裕明著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2017/01
00128351

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 203p
サイズ 18cm
ISBN 9784480689764
定価 820
注記 社会学ってどんな学問? 日常の、あたりまえの中に躍動する意味を見つめよう-。スマホのある日常、「らしさ」を生きること、「ちがい」がある他者とどう出会えるのか…。社会学の基本についてやさしく語る。 私たちが過ごしている日常とは何か。それは他者と出会う圧倒的な場であり、新たに創出される意味が満たす豊かな世界でもある。その日常を「今、ここ」で見つめ、捉えなおそう-。「社会学とは他者の学である」という著者が、興味深い社会学の基本を語る。
分類記号1
361 社会学
件名 社会学 シャカイガク
内容細目1 〈好井裕明〉 1956年大阪市生まれ。日本大学文理学部社会学科教授。京都大学博士(文学)。編著書に「ゴジラ・モスラ・原水爆」「排除と差別の社会学」「戦争社会学」など。
内容細目1 はじめに
内容細目2 第1章 社会を考える6つの視点
内容細目3 私の「社会学史」講義から/「行為」:社会を見る基本的な視点/「関係性」:人と人の間にあるものとは/「構造」:社会の秩序や道徳を考えるために/「自己」:社会に生き、自分を生きるために/「日常生活世界」:「あたりまえ」を読み解く/「人々の方法」:私たちはみんな「社会学者」だ
内容細目4 第2章 日常性という宝箱
内容細目5 至高の現実としての日常生活世界/「今、ここ」で“生身の他者”と出会える可能性/「類型」として他者を理解する/異邦人のまなざしで日常性をみつめる/「あたりまえ」に驚き、「あたりまえ」を疑う/『桐島、部活やめるってよ』/スクールカーストが内包するものとは/日常性という宝箱
内容細目6 第3章 スマホのある日常
内容細目1 身体になったスマホ/便利さを使いこなし、手軽さを錯覚する/「世界」を携帯する快楽・「わたし」がさらされるリスク/日常にスマホが開けた「穴」/スマホに飼いならされないために/プライベートな領域の際限なき拡散を考えよう/LINEと「井戸端会議」はどう違うのか/他者との“距離”や他者理解のための“時間”や“速度”を考えよう
内容細目2 第4章 「らしさ」を生きること
内容細目3 「わたし」らしさと「何者か」らしさ/「もっと男らしくしろ」への違和感/今も生きている男性支配的な性別分業/「イクメン」はあって、なぜ「イクジョ」はないのか/女性問題は男性問題である/「実質的平等」を志向する:豊かな「らしさ」を創造するために/「LGBT」という記号/性的少数者であるが、「マイノリティ」ではない
内容細目4 第5章 「ちがい」がある他者とどう出会えるのか
内容細目5 “シンショー”って使ったことがありますか/“シンショー”がもつ二重の差別性とは/障害者という問題を考えるための二つの「基本」/ノーマライゼーション-「あたりまえ」の社会づくり/メインストリーミング-社会の主要な流れの中へ/「われらは愛と正義を否定する」/障害者スポーツは障害者のためのスポーツなのだろうか/「ちがい」のある他者とどう出会えるのだろうか
内容細目6 第6章 環境を考えるということ
内容細目1 環境を守るという「常識」/「公害」:近代化の裏側で私たちを苦しめた事実として/水俣病問題と新幹線公害/生活者の立場から考える/歴史的環境や「むら」の論理や思いを探る/原発事故以降の「いま」を考える/環境を考えることの基本とは
内容細目2 第7章 「政治的であること」とは何だろうか
内容細目3 一八歳からの政治参加/「政治的中立性」という暴力/個人的なことは政治的である:他者の「リアル」を想像する/他者の「幸せ」への関心を閉ざさない:「政治的である」ために/現代史をまず知ろう
内容細目4 あとがき-「批判する力」の大切さ

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