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概要

叢書名
岩波ジュニア新書 950
書名
漢字ハカセ,研究者になる
著者名
笹原宏之著
出版者
岩波書店
出版年月日
2022/03
00135053

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 11,192p
サイズ 18cm
ISBN 9784005009503
定価 820
分類記号1
811 音声・音韻・文字
件名 漢字 カンジ
内容細目1 東京生まれの少年が、なぜ漢字を好きになり、難しい字や聞き慣れない用語を覚えるようになったのか、どんなきっかけで研究者への道を歩んだのか-。漢字にまつわるエピソードを交えながら、研究者への道筋やその仕事を語る。
内容細目2 〈笹原宏之〉 1965年東京生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授。博士(文学)。ティーチングアワード受賞。日本語と漢字の研究者。著書に「日本の漢字」など。
内容細目3 漢字好きになった少年時代、漢字の情報を集めながらも進路を暗中模索した10代、仕事で漢字に向き合ういま。「漢字ハカセ」と呼ばれた少年が「好き」を仕事にするまでと、漢字学者としての現在を語る。「64画もある漢字」「秋桜と書いてコスモスとよむ理由」など、漢字にまつわるエピソードも満載。
内容細目1 はじめに
内容細目1 1 蛸と鮹-マンガのタコと辞典のタコ
内容細目2 人生最初に書いた漢字が、「誤字」!/漢字が苦手な小学生/人と違うところに興味が向かう/「笹」は国字/漢和辞典との出会い/漢字博士として/漢字博士の日々
内容細目3 コラム 漢字のはじまりと古代の漢字/当用漢字と常用漢字-なぜ漢字は勝手に使えないのか?/国字とは?/漢和辞典を使ってみよう
内容細目1 2 秋桜と書いてコスモス-こんな当て字は許せない
内容細目2 漢字の「観察」/数々の「当て字」/「当て字」集めに熱中/辞典の世界を飛び出して/授業中の漢字/地理歴史クラブでもやっぱり漢字/許せなかった、山口百恵の「秋桜」/当て字の、気づき
内容細目3 コラム おもしろ当て字とその由来
内容細目1 3 門、【キ】、靏、-全一三巻『大漢和辞典』にもない漢字
内容細目2 『大漢和辞典』がほしい!/『大漢和辞典』を探せ/ついに購入!/『大漢和辞典』に対する「なぜ?」/白い手袋の少年/桃源郷発見/広がる興味と、もどかしさ/検定試験よりも…/漢字と経験/当て字にがっかり/書店や図書館に足しげく通う
内容細目1 4 脣から唇、膚から肌へ-当用漢字から常用漢字へ
内容細目2 始まった高校生活/やっと勉強に集中/まさかのビリギャル超え?/異体字に関心/国字に注目/国語学(日本語学)に出会う/古代中国だけでは/『小学雑記稿』を書く/「常用漢字表」の公布/学校の漢字/漢字を数える/何でも習ってみよう/将来についての悩み/家庭の激変/受験勉強
内容細目1 5 早慶は[ソウ][ケイ]?-大学生活で出会った漢字
内容細目2 夢の大学一年生/構内と図書館で/習い事と図書館通い/サークル活動で学んだこと/大学二年生に/今につながる外国語の勉強/中国の漢字/国語学の洗礼
内容細目3 コラム めずらしい姓名
内容細目1 6 【ホトケ】-俗字や国字は、何かしっくりくる
内容細目2 大学三年生に/中心を外す/大学四年、中文から日文へ/ひたすら資料を読む日々/不安とたたかった大学院への進学
内容細目3 コラム 柳田国男の周圏論
内容細目1 7 腺、濹の追跡-個人文字の広がり
内容細目2 初めてのワープロ/昭和の終わり/修士論文を提出/学会デビュー/学会誌への投稿/国字「腺」「濹」の追跡/視野の広げ方
内容細目1 8 妛、腥、-幽霊文字、人名用漢字と向き合う
内容細目2 タイミングの大切さ/女子大学に就職/女子大学での日々/野外で地名を調べる/「KYON[2]」という表記/パソコン導入とデータ消滅の失敗/国立国語研究所への転職/研究所での仕事/JIS漢字(経済産業省の所管)の調査/幽霊文字の正体を暴く/JISの記号/研究所での意外な仕事/テレビと大学/子の名に付けられる漢字/意味よりイメージ?
内容細目3 コラム 姓名判断
内容細目1 9 粁、蛯-博士論文と北海道の蛯天丼
内容細目2 母校に戻る/教授としての日々/「左馬」の記憶/ついに博士論文の提出へ/博士になってみて/国字「蛯」を調べ、時代差、地域差、集団差を見出す/最初の出版は新書/博士論文の出版/初めての受賞
内容細目1 10 麵、混む-時代とともに「常用漢字」も変わる
内容細目2 文字政策の力と怖さ/道が「こむ」?/当て字/テレビ・ラジオ番組/変化を続ける仕事/人の幸せのために
内容細目1 おわりに

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