叢書名
ちくまプリマー新書
書名
好きなのにはワケがある 宮崎アニメと思春期のこころ
著者名
出版者
筑摩書房
出版年月日
2013/12
00128566
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 187p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 9784480689092 |
定価 | 780 |
注記 | 思春期相談室の現場で宮崎アニメを語る子は多い。子どもから大人になるときの言葉にできないさまざまな想いを、「どうしてそれが好きなのか?」からひもとく書。宮崎アニメの作品に則して思春期を考える。 どうしてあの台詞が好きなんだろう。どうしてあの場面を何回も見たくなるんだろう。「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」といった宮崎アニメを取り上げ、なかなか言葉にできない思春期のこころの奥を見つめるためのヒントを提供する。 |
分類記号1 | 371 教育学・教育思想 |
件名 | 宮崎駿 ミヤザキ ハヤオ 青年期 セイネンキ アニメーション アニメーション |
内容細目1 | 〈岩宮恵子〉 聖心女子大学文学部卒業。島根大学教育学部教授。同学部附属こころとそだちの相談室室長。スクールカウンセラー。臨床心理士。著書に「生きにくい子どもたち」「思春期をめぐる冒険」など。 |
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内容細目1 | 序章 思春期と喪失 『海のトリトン』をてがかりに |
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内容細目2 | 「守られた子ども」としての自分の喪失/異性という侵入者/秘められた第二の物語/「正しい自分」の喪失/喪失のその後にあるもの/好きなのにはワケがある |
内容細目3 | 第一章 となりのトトロ 世界との一体感に包まれて |
内容細目4 | 母の不在の示すもの/トトロとの出会い/母性を求める暴走/ファンタジーで世界と一体になる |
内容細目5 | 第二章 千と千尋の神隠し1 親がブタになったとき |
内容細目6 | 日常の切れ目に気づくとき/子どもと大人の感覚のズレ/親がブタに見える時期/子どものこころに寄り添う言葉/元気が出るようにまじないをかける/名前という「呪」/親はブタではない |
内容細目1 | 第三章 千と千尋の神隠し2 世界と自分を取り戻す |
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内容細目2 | 淋しいカオナシ/みんなから嫌われるオクサレサマ/千尋と湯婆婆が力を合わせて/オクサレサマになった子ども/トゲを見つけて抜くためには/カオナシの孤独/湯婆婆と銭婆、二つの母性/カオナシが暴れるワケ/湯婆婆になくて銭婆にあるもの/異界の経験で得たもの |
内容細目3 | 第四章 もののけ姫と魔女の宅急便 「思春期の呪い」をとく |
内容細目4 | あいまいな領域に潜む危険/思春期の呪い/呪いをとく旅へ/変容を見守り続ける存在/「子ども時代の死」をくぐり抜ける/自立のきっかけとなるもの |
内容細目5 | 第五章 ハウルの動く城 私が私でいるために |
内容細目6 | ソフィーの呪いとハウルの呪い/自意識過剰と外見コンプレックス/こころもとない自分の輪郭を作る/ソフィーの呪いはなぜとけたのか/ハウルの呪いはなぜとけたのか |
内容細目1 | 終章 思春期がもたらすもの |
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内容細目2 | 思春期にシンクロする死と異界/「死」のイメージに呑み込まれていた高校時代/思春期の「思い込み」はどこから来るのか/飛ぶこと、そして自立と自由/思春期のイメージが一生を支える |
内容細目3 | あとがき |