叢書名
ちくまプリマー新書
書名
「さみしさ」の力 孤独と自立の心理学
著者名
出版者
筑摩書房
出版年月日
2020/05
00130499
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 159p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 9784480683755 |
定価 | 760 |
注記 | 自分の内面に目が向かうようになる青年期。誰とも違う個別性の自覚とともに、痛切な「さみしさ」が生まれてくる。さみしさの様相をとらえつつ、さみしさを糧にして自立という大きな心理的課題に取り組む方法について考える。 自分の内面に目が向かうようになる青年期。他のだれとも違う自分を意識し、一番身近な存在であるはずの家族にもわからない自分がいることに気づく。親に対して鬱陶しさを感じると同時に、ふとさみしさが込み上げてくる。そんなさみしさの様相をとらえつつ、さみしさを糧にして自立に取り組む方法について考える。 |
分類記号1 | 371 教育学・教育思想 |
件名 | 青年心理学 セイネン/シンリガク 孤独 コドク |
内容細目1 | 〈榎本博明〉 1955年東京生まれ。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。著書に「<ほんとうの自分>のつくり方」など。 |
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内容細目1 | はじめに |
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内容細目2 | 第1章 「さみしさ」を感じるのは自立への第一歩 |
内容細目3 | 自分が嫌になることがある/親の言葉や態度に、なぜかイライラする/もう言いなりではいられない/秘密をもつ/わかってほしい、でも見透かされたくない/依存と自立の間で揺れる心/タテの関係からヨコの関係へ |
内容細目4 | 第2章 自己の個別性への気づきがもたらす「さみしさ」 |
内容細目5 | 自分と向き合うことで芽生える自己意識/自分だけみんなと違うように感じる/自己の独自性の意識と孤独/自分はどこに向かっているのか/自分の人生は自分で背負っていくしかない/だれともわかり合えないさみしさ/孤独だからこそ自意識を麻痺させることも/間柄の文化の住人だからこそ切実な孤独感/幼い頃を懐かしむ心理の意味するもの/出産外傷説/胎内回帰願望 |
内容細目6 | 第3章 つながっていても孤独 |
内容細目1 | 仲間といると気が紛れる/つながっていないと不安/盛り上がった後のさみしさ/一人でいられない症候群?/社交のもつ本質的なむなしさ/一緒にいてもさみしい/道化のペルソナが外れない/社交家のさみしさ/群集の中の孤独/SNSが助長する浅いつながり/浅いつながりの世界から脱したい |
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内容細目2 | 第4章 孤独だからこそ、人を切実に求める |
内容細目3 | 世界からの疎外感/さみしいからこそ、人と深くつながりたい/恋愛は幻の橋かけ作業/さみしさの足りない時代?/自立に向けて突き放してくれない親/子どもを呑み込み、自立を許さない母性/秘密をもち、反抗して、自分づくりに向かう時期 |
内容細目4 | 第5章 一人を持ちこたえる力 |
内容細目5 | さみしさを取り戻す/一人でいられる力がないと不毛なつながりに縛られる/見捨てられ不安を克服する/強すぎる甘えを克服する/一人にならないと心の声は聞こえてこない/ときには退屈な時間を過ごすのもよい/一人でいられるのは成熟の証 |
内容細目6 | おわりに |