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概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名
しびれる短歌
著者名
東直子著 穂村弘著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2019/01
00128267

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 219p
サイズ 18cm
ISBN 9784480689160
定価 840
注記 恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞の歌、トリッキーな歌…。さまざまな短歌について、その向こうの景色や思い、時代性を語る。ふたりの歌人による楽しい短歌入門。 恋の歌、いまがわかる家族の歌、イメージを裏切る動物の歌、人生と神に触れる時間の歌、豊かさと貧しさを歌ったお金の歌、表現が面白いトリッキーな歌…。ふたりの歌人、東直子(ひがしなおこ)と穂村弘(ほむらひろし)が、さまざまな短歌をとりあげ、作品の向こうの景色や思いを語る。
分類記号1
911.16 近代・明治以降
件名 和歌 ワカ
内容細目1 〈東直子〉 1963年広島生まれ。歌人、小説家。「いとの森の家」で坪田譲治文学賞受賞。
内容細目2 〈穂村弘〉 1962年北海道生まれ。歌人。「鳥肌が」で講談社エッセイ賞、「水中翼船炎上中」で若山牧水賞受賞。
内容細目1 まえがき
内容細目2 第一章 やっぱり基本は恋の歌
内容細目3 僕らの頭の中は「繁殖」と「恋」の二重性で混乱している/あえて女性の肉体を誇示した与謝野晶子はすごい/「している」自分の身体をモノとして見る苦さ/繁殖のために恋してるわけじゃないという意志が見える/脳内に溢れる相手に対する妄想/男の歌には後ろめたさや苦さがない/昔はもっと恋愛ばっかり詠んでいる人がいた/ものすごく美味しいものを紙皿で食べてるみたい/でもなんで、上から目線なんでしょうか/恋の歌と食欲の歌は混じる/何の欲をどれくらい恥ずかしいと思うか/食欲と性欲が重なる感じは男女差がないのかも
内容細目4 第二章 食べ物の歌には魔法がかかっている
内容細目5 食べ物は対人関係と結びつく/微妙な距離を測っている
内容細目6 第三章 いまがわかる! 家族の歌
内容細目1 優しい、可愛い、愛しい、母や妹/衰えた親をしみじみと見る/お父さんは謎の存在/脳内の思考が漏れ出ている/お父さんより娘のほうが大事/お母さんは怖かった/家族だから除菌しなくてもいい/マッチを擦らない世代、キッチンで何かを食べる母/妻が夫を詠んだものはすごい/夫婦の間で微妙にズレがある/実際には妹がいなくても歌を作っている/夫婦ってホラーだ
内容細目2 第四章 イメージを裏切る動物の歌
内容細目3 人間には計り知れない動物の世界/短歌には素敵バイアスがある/プロの歌人の歌には文体がある/奇想の歌というのもある
内容細目4 第五章 人生と神に触れる時間の歌
内容細目5 絶対に「LIVE」でしかない人生で/ふだんは見えない時間を感じるとき/夜中という時間に起こっていること/人生という時間を見る/積み重なった時間が透けて見える/ある光景ある時間だけが記憶に残ることがある/その時間だけは私のものだったあなた/止まっていた時が動き出す/時計は覗くとはるかな宇宙が見える/「眠つてよいか」
内容細目6 第六章 豊かさと貧しさと屈折と、お金の歌
内容細目1 物質としてお金を睨みつける/大晦日にデニーズにいるのは貧しいのか豊かなのか/一筋縄ではいかない、リアル/衣食住は揃っているが地獄だ/突然デジタルになることで詩が生まれる/親の収入を超せない世代のリアル/なんかモヤッとする、それが短歌/なんでこんなにハイテンションなのか理解できない
内容細目2 第七章 いつか分からなくなるのかもしれない固有名詞の歌
内容細目3 皆が知らない固有名詞だと効果が発揮できない/具体名を出すことで強い歌になることもある/まとうイメージは時代で変わる/素敵バイアスのない世代の歌
内容細目4 第八章 表現の面白さだってある、トリッキーな歌
内容細目5 あかさたな、ちりぬるを/繰り返しとリズム/声に出して読まない短歌/文字を見ないと分からない/文法を乱す、言葉遣いを乱す/現実の出来事にロマンのフィルターをかけて/短歌って、なに?
内容細目6 付録一 歌人ってどうやってなるの?
内容細目1 短歌を作ることイコール歌人になることではない/新人賞に出してみる/歌壇の話/歌集は自腹で出す?/誰に読まれるか、そこからなにが起きるか
内容細目2 付録二 真似っ子歌
内容細目3 東直子風短歌/穂村弘風短歌
内容細目4 あとがき

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