叢書名
読んでおきたい日本の名作
書名
春琴抄・蘆刈 谷崎潤一郎
著者名
出版者
教育出版
出版年月日
2003/10
00088296
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和洋区分 | 和書 |
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ページ | 202p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 4316800388 |
定価 | 800 |
注記 | 100冊の本・推薦図書 |
分類記号1 | F 近代小説 |
内容細目1 | 谷崎潤一郎略年譜 宮内淳子編:p194~195 |
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内容細目2 | 内容説明 後に「大谷崎」と呼ばれた作家が、古典主義的作品を書いて作風を大きく転回させた時期の創作です。この時期谷崎は、のちに妻となる女性との恋愛に心身を傾注しており、この二編、とりわけ「蘆刈」にそれが色濃く反映していることは、自身が述べているところです。 |
内容細目3 | 「春琴抄」に見られる創作としての風格、「蘆刈」の夢幻のような世界、いずれも谷崎の豊熟期の傑作で、主人公の女性の造形には恋人の影像が、会話が地の文になだれ込む文体には『源氏物語』などの古典の強い影響があります。その古典の素養ある女性との恋愛と結婚を経て |
内容細目4 | 谷崎は、これら古典主義的作品群の上に、『源氏』の現代語訳を手がけ、作家としての力量とエネルギーをいや増しに身に着けて、『細雪』を書いてゆくことになるのです。 |