所蔵一覧

概要

叢書名
岩波ジュニア新書
書名
自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる
著者名
石田英敬著
出版者
岩波書店
出版年月日
2010/06
00133844

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 11,194p
サイズ 18cm
ISBN 9784005006564
定価 780
分類記号1
007 情報科学
件名 情報と社会 ジョウホウ/ト/シャカイ
内容細目1 文献:p194
内容細目2 情報産業社会を生きるとはどういうことなのか。現代社会に現れている情報やメディアの問題を、人間の文明のなるべく大きな見取り図のなかで考える。記号学と呼ばれる新しい学問の研究成果や知識も紹介。
内容細目3 〈石田英敬〉 1953年千葉県生まれ。パリ第10大学大学院博士課程修了。東京大学大学院情報学環学環長・教授。専攻は記号学・メディア論、言語態分析。著書に「現代思想の教科書」など。
内容細目4 ミヒャエル・エンデの物語「モモ」、ヴェーバー、ケインズ、プラトン、デカルト、フッサール…。人類の知の蓄積からヒントを得て、メディア社会にどんな未来を描きますか?現代の人間が生活するのに欠かせない環境となっているメディアの問題と、その背景にある情報産業社会について初歩から考えます。
内容細目1 はじめに
内容細目2 第1回 『モモ』で読み解く労働と産業社会
内容細目3 この授業で扱うこと/一〇〇年間の急激な変化/情報産業社会と『モモ』/『モモ』のストーリーと初期条件/『モモ』のはじまりの場所/円形劇場の形とモモの特技/単独性と想像力/灰色の男たちの登場/時間がお金に換わるしくみ/葉巻の正体は?/抽象化される労働/機械の登場/お金がお金を生む/まず資本を貯める/機械でお金を増やす/産業社会で失われるノウハウ/キッチュになる世界
内容細目4 第2回 欲望をつくる文化産業
内容細目5 アメリカの新しい資本主義/労働者を消費者にする「フォーディズム」/アメリカン・ドリームと核家族/あこがれを生み出す映画・テレビ/欲しがれない消費者/「みんなが欲しいものが欲しい」/株価と美人投票論/「自由時間」をつかまえる/情報機器のなかを流れる時間/時間は意識を生む/意識の市場/文化産業は「悪」なのか
内容細目6 第3回 意識を生み出すテクノロジー
内容細目1 時代を先取りした宮沢賢治/テレビのしくみ/「見えないから見える」という原理/「テクノロジーの文字」がつくる技術的無意識/「現象」になる人間/一九〇〇年に意識を考えた人たち/フッサールの考えた「現在」/ちびさんのおへそをつかまえろ!/テレビの時間と本の時間/「コレがアレを殺す」/本は人を自由にする?/新しい文字文化/新しいリテラシーと啓蒙主義
内容細目2 第4回 メディアという洞窟
内容細目3 ソクラテスとプラトン/洞窟の囚人という設定/囚人が本物を知ったら?/イデア論とは/身体という制約/「洞窟」とテレビ/ジェフリー・ショーの作った「洞窟」/現代の洞窟と僕たち/デジタル時代のイデアってなに?/0と1の世界/新しいブロックと絵の具/洞窟を広げる情報機器/進化する洞窟/洞窟どうしのコミュニケーション/アバターの正体/実体化していく影/ポスト・ヒューマンの条件
内容細目4 第5回 自分と未来のつくり方
内容細目5 『モモ』の世界と現代/自分と未来の「つくり方」/自然のエコロジーと情報のエコロジー/情報の環境問題を考える/イメージの過剰と想像力の貧困/「補助具」のもたらす「危難」/他人を思いやる力・未来をつくる資源/タブラ・ラサという方法/デカルトの懐疑と反省/「自分」をつくるメタな認識/「自分の回路図」をつかもう/余白に自分を書き込む/町へ出よう/メディアで表現する/新しい「情報の生態系」を生きること/メディア分析の新しいツール/新しい批評と想像力/デジタル時代の社会基盤/新しい公共空間ということ
内容細目6 おわりに
内容細目1 引用文献一覧

所蔵一覧

所蔵1 冊