所蔵一覧

概要

叢書名
岩波ジュニア新書
書名
食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?
著者名
平賀緑著
出版者
岩波書店
出版年月日
2021/07
00133603

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 13,181p
サイズ 18cm
ISBN 9784005009374
定価 820
注記 文献:p171〜176 食べものから世界経済の歴史を学べば、人も自然も壊さない「経世済民」が見えてくる。すべての問題の根底にある資本主義のカラクリを、小麦粉や砂糖、油、トウモロコシ、豚肉などの食べものから解き明かす。 なぜ、これほど経済成長が重視される世の中になったのか。行き詰まった現状を乗り越えて、人も自然も生き延びるためにはどうしたらよいのか。私たちが日ごろ食べている砂糖、小麦、トウモロコシ、大豆、豚肉、インスタントラーメンなどから、資本主義経済の歴史とカラクリを紹介する。
分類記号1
611 農業経済
件名 食糧問題-歴史 ショクリョウ/モンダイ-レキシ 資本主義-歴史 シホン/シュギ-レキシ
内容細目1 〈平賀緑〉 広島出身。京都橘大学経済学部准教授。立命館大学BKC社系研究機構客員協力研究員。京都大学博士(経済学)。著書に「植物油の政治経済学」がある。
内容細目1 はじめに
内容細目2 序章●食べものから資本主義を学ぶとは
内容細目3 食と農の現実
内容細目4 食べるための働き方も変わった
内容細目5 資本主義とは
内容細目6 食べものから世界経済の成り立ちを学ぶ
内容細目1 1章●農耕の始まりから近代世界システムの形成まで
内容細目2 農耕の「神話」と穀物の役割
内容細目3 大航海時代と重商主義
内容細目4 資本主義と産業革命の始まり
内容細目5 砂糖の世界史
内容細目6 小麦粉も世界商品に
内容細目1 英国中心の第1次フードレジーム
内容細目2 2章●山積み小麦と失業者たち(世界恐慌から米国中心世界の成立まで)
内容細目3 自由放任主義による競争と過剰生産
内容細目4 作りすぎて「恐慌」に
内容細目5 戦争特需と景気の過熱から世界恐慌へ
内容細目6 大恐慌への新しい政策対応
内容細目1 3章●食べ過ぎの「デブの帝国」へ(戦後〜1970年代までの「資本主義の黄金時代」)
内容細目2 大きな政府の下で「資本主義の黄金時代」
内容細目3 農業・食料でも大量生産+大量消費
内容細目4 「デブの帝国」:安くした穀物で糖分・油・肉・乳製品を
内容細目5 米国中心の第2次フードレジーム
内容細目6 4章●世界の半分が飢えるのはなぜ?(植民地支配〜1970年代「南」の途上国では)
内容細目1 「飢餓」:その現状
内容細目2 「南」における食と資本主義の歴史
内容細目3 「緑の革命」:工業的農業モデルを途上国に輸出
内容細目4 まとめ
内容細目5 5章●日本における食と資本主義の歴史(19世紀の開国〜1970年代)
内容細目6 近代前の「糧飯」
内容細目1 開国と近代国家建設プロジェクト
内容細目2 近代的な日本食品産業の誕生
内容細目3 第一次世界大戦〜第二次世界大戦(1914〜1945年)
内容細目4 戦後日本の食と経済
内容細目5 日米政府と業界による消費増進キャンペーン
内容細目6 小麦粉や油を多用する食品産業の発展
内容細目1 まとめ
内容細目2 6章●中国のブタとグローバリゼーション(1970年代〜現在)
内容細目3 1970年代初めのショック
内容細目4 新自由主義とグローバリゼーション
内容細目5 中国のブタが世界を動かす?
内容細目6 日系総合商社のグローバル戦略
内容細目1 日本政府も日系企業のグローバル展開を後押し
内容細目2 第3次フードレジーム?
内容細目3 おわりに 気候危機とパンデミックの時代に経済の仕組みを考え直す
内容細目4 お金では計れない「大切なモノ」を見直す
内容細目5 主な参考文献
内容細目6 あとがき

所蔵一覧

所蔵1 冊