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概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名
リスク心理学 危機対応から心の本質を理解する
著者名
中谷内一也著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2021/07
00133408

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 188p
サイズ 18cm
ISBN 9784480684042
定価 800
注記 文献:p187〜188 人間には危機に対応する心のしくみが備わっている。しかし、そのしくみにはどうやら一癖あるらしい。感情と合理性の衝突、リスク評価の基準など、さまざまな事例をもとに最新の研究成果を紹介する。 なぜ、危険を過大・過小評価してしまうのか?私たちの心が危険をどのように受けとめ、どのように反応しようとするのかを探る「リスク心理学」の基礎的な知見をわかりやすく紹介。また、リスクへの対応をめぐって生じる社会の不協和を取り上げ、社会心理学のモデルを用いながら、なぜそのようなことが起こるのかも考える。
分類記号1
361 社会学
件名 社会心理学 シャカイ/シンリガク リスク リスク
内容細目1 〈中谷内一也〉 1962年生まれ。同志社大学大学院心理学専攻単位取得退学。同大学心理学部教授。Risk Analysis誌の最優秀論文賞受賞。著書に「リスクのモノサシ」など。
内容細目1 はじめに
内容細目2 第1章 リスクと心理学
内容細目3 リスクとは何か?/リスクの大きさはどのようにして決まるのか?/過去のデータが使えない場合/リスク評価はブレる/なぜリスクの問題に心理学がからむのか?/リスク心理学の誕生/リスク認知とは?
内容細目4 第2章 判断を決める「二つのシステム」
内容細目5 事例情報vs統計情報/二重過程理論/顔が見えると助けたくなる/わかっちゃいるけどやめられない/リーダーシップに必要な二つの視点
内容細目6 第3章 「恐ろしさ」と「未知」
内容細目1 反応の強さを決めるもの/ハザードとベネフィット/初期のリスク認知研究/「恐ろしさ」を評価する/「未知」への警戒/自転車と新型コロナ/[研究者紹介 バルーク・フィッシュホフ]/[研究者紹介 ポール・スロビック]
内容細目2 第4章 直感のしくみ-ヒューリスティクス
内容細目3 ヒューリスティクスとは?/利用可能性ヒューリスティック/二文字目しりとりは難しい/アンカリング効果/危険な津波の高さ/“天然の方が良い”ヒューリスティック/なぜ「人工」が悪者になるのか/感情ヒューリスティック/ワクチン副作用のケース/ヒューリスティクスの重なり/[研究者紹介 エイモス・トゥベルスキー&ダニエル・カーネマン]/[研究者紹介 マイケル・シーグリスト]
内容細目4 第5章 人それぞれの不安
内容細目5 ギャンブルは好きですか?/新型コロナ対策の評価/何がグループを分けるのか/リスク認知の男女差/科学リテラシーでリスク認知は変わるか
内容細目6 第6章 リスクに向き合う社会
内容細目1 偏見/ステレオタイプ/公正世界誤謬/確証バイアス/置き換えられた攻撃/新型コロナとマスク/マスク着用の不思議/リスク対策をする理由/リスク対応と社会的制度
内容細目2 おわりに
内容細目3 参考文献かつ推薦図書

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