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概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名
QOLって何だろう 医療とケアの生命倫理
著者名
小林亜津子著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2018/02
00125691

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 190p
サイズ 18cm
ISBN 9784480689962
定価 780
注記 人生100年時代の「よく生きる」とは? QOLという生命倫理のキーワードを議論の起点として、高齢者の「フレイル」や「地域包括ケア」「看取り搬送」などをめぐる、現代社会が直面しつつある課題を考察する。 人生100年時代、高度な医療の恩恵にあずかる現代人。でも、医療は「魔法」?長生きだけが「幸せ」?高齢者のフレイル(=脆弱(ぜいじゃく)な状態)、地域包括ケア、看取り搬送など、医療技術と人間性の接点について、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)から考える。
分類記号1
490 医学
件名 生命倫理 セイメイ/リンリ クオリティオブライフ クオリティ/オブ/ライフ
内容細目1 〈小林亜津子〉 東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。北里大学一般教育部教授。文学博士。専門は、ヘーゲル哲学、生命倫理学。著書に「はじめて学ぶ生命倫理」など。
内容細目1 序章 QOLって何だろう
内容細目2 「よく生きる」とは/いのちへの問い/日本と欧米の違い/この本で伝えたいこと
内容細目3 第1章 医療とQOL
内容細目4 いのちか目か/医療における同意/愚行の権利/医学の進歩あってこそのQOL/ジョブズの選択/医学は感染症との闘いだった/「君が見ているのは、私じゃない」
内容細目5 第2章 高齢者医療とQOL-フレイルにどう対処したらよいか
内容細目6 病気になったら病院へ/病院医療の高度化/高齢者医療にあてはめると/医療は魔法ではない/高齢期とフレイル/凝り固まったヒューマニズム/プラス介護で動きをうばう/どちらが本人のため?/QOLの叫び
内容細目1 第3章 認知症ケアとQOL
内容細目2 「アンパンを売らないでください」/日常生活が倫理問題に/もし病院だったら/ケアスタッフだったら、どうする?/QOLは本人が一番よく知っている/「本人のため」だから/認知症の人を地域でみていく/特別なアンパン
内容細目3 第4章 QOLを伝えられない人のQOL
内容細目4 息子の魂を自由にしてやってほしい/子どものQOLを親が決める?/判断能力のない人のQOL/すべての医療を行う/どこからが「不自然」か/カトリック信者は外科手術を拒否できるか/標準的な医療と特別な医療/通常と特別の線引きは?/ロックト・イン・シンドローム/私が行くと「ときめく」/生きることの意味や価値を問う
内容細目5 第5章 家族と私のQOL
内容細目6 年金七万円はおっきいよ/食べられなくなったら、それが母の寿命/リハビリさせないでほしい/関係性のなかにある自律/家族の望みが私の望み
内容細目1 第6章 看取りとQOL
内容細目2 看取りはお祭り/看取り搬送/蘇生しないでほしい(DNAR)/救命と看取りの交差/救急隊員の法的立場とジレンマ/家族の「啓発」は困難/わかっていても「もう一回」/死は生の出来事ではない/「このまま穏やかに看取りましょう、救急車は呼ばずに」
内容細目3 あとがき

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