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概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名
辞書からみた日本語の歴史
著者名
今野真二著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2014/10
00128572

利用状況

詳細

和洋区分
和書
ページ 191p
サイズ 18cm
ISBN 9784480689238
定価 780
注記 辞書は編まれた時期の日本語や日本文化について、さまざまなことを語ってくれる。辞書の作り手や使い手の姿を通して、各時代の日本語を活写する。「漢字からみた日本語の歴史」に続く日本語の歴史シリーズ第2弾。 現代において辞書は買って使うものだが、江戸時代以前は写すことで所持し、自分で作り上げるものだった。辞書をよく「よむ」ことによって、その辞書が編まれた時期の日本語や日本文化を探り、「作り手」や「使い手」がどのような人であったかを描き出す。
分類記号1
813 辞典
件名 日本語-辞典-歴史 ニホンゴ-ジテン-レキシ
内容細目1 〈今野真二〉 1958年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。清泉女子大学教授。著書に「かなづかいの歴史」「日本語の近代」「日本語のミッシング・リンク」など。
内容細目1 はじめに-辞書が語ること
内容細目2 辞書というのぞきめがね/辞書の作り手、辞書の使い手/辞書を写す/辞書が語ること
内容細目3 第一章 辞書の「作り手」と「使い手」-平安〜鎌倉時代の辞書
内容細目4 最初の辞書
内容細目5 1 百科事典的な『和名類聚抄』
内容細目6 歌人がつくった辞書/内親王の読書のための辞書/意義による分類/外界を分類する/風月と世俗と/動物園があったら
内容細目1 2 漢文訓読がうんだ『類聚名義抄』
内容細目2 音義書から辞書へ/観智院本/辞書の写し手/多くの和訓/こんな和訓もあります-ツイクフ/こんな和訓もあります-コロロク/異字同訓
内容細目3 第二章 辞書を写す-文学にも日常生活にも対応する室町時代の辞書
内容細目4 和語も見出し項目となり始める
内容細目5 1 成長する辞書『下学集』
内容細目6 初学者向けの辞書?/語釈がない見出し項目/違いがわかりますか?
内容細目1 2 文学とも関わりが深い『節用集』
内容細目2 三条西実隆と『節用集』/戦国武将と『節用集』/飛鳥井雅親と『節用集』/和語もふんだんにとりいれた辞書/和歌や連歌とのかかわり/自分でつくる辞書/和語と漢語との重なり合い
内容細目3 第三章 日本語の時間軸を意識する-江戸時代の三大辞書
内容細目4 一〇世紀の書きことばを一八世紀の話しことばに/書きことばと話しことばとの関係/遠めがねで『古今和歌集』をみると/『古今集遠鏡』の口語訳
内容細目5 1 「今、ここ」のことばを集めた『俚言集覧』
内容細目6 みんなで作った辞書/「俚言」とは?
内容細目1 2 古典を読むための『雅言集覧』
内容細目2 狂歌師がつくった辞書/古語の用例集/「雅言」とは?
内容細目3 3 現代の国語辞書の先駆者『和訓栞』
内容細目4 現代の国語辞書のさきがけ/見出し項目のひろがり/こんな見出し項目があります-さっぱりさわやか/あて字・おどり字・湯桶読み
内容細目5 第四章 西洋との接触が辞書にもたらしたこと-明治期の辞書
内容細目6 英語日本語対訳辞書
内容細目1 1 ヘボン式ローマ字綴りのもととなった『和英語林集成』
内容細目2 ヘボンについて/見出し項目がローマ字で書かれている辞書/ローマ字の綴り方/見出し項目にあてる漢字列/『和英語林集成』が見出し項目とした語
内容細目3 2 いろは順の横組み辞書『<漢英対照>いろは辞典』
内容細目4 高橋五郎について/西洋字書と肩を並べる日本の辞書/『<漢英対照>いろは辞典』が見出し項目とする語
内容細目5 3 五十音順配列の辞書『言海』
内容細目6 大槻文彦について/普通語の辞書/『言海』をめぐる人々/五つの大事なこと/『言海』が見出し項目とした語-古語・訛語/堂々巡り
内容細目1 おわりに-辞書が教えてくれたこと

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