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概要

叢書名
ちくまQブックス
書名
漢字が日本語になるまで 音読み・訓読みはなぜ生まれたのか?
著者名
円満字二郎著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2022/07
00137010

利用状況

貸出中

詳細

和洋区分
和書
ページ 127p
サイズ 19cm
ISBN 9784480251343
定価 1,100
注記 漢字はタイムカプセル! 「魔法の剣」って何て読む? 「飛び箱」と「跳び箱」、どっちが正しい? 音読みと訓読みから、同音異義語、二字熟語まで、漢字がかかえる“たいへんさ”を掘り下げ、漢字と日本語の歴史にせまる。 かつて中国から日本に伝わった漢字は、日本語にとってかなり不便な文字だった。日本人は漢字をどう工夫し使いこなしてきたのか。音読みと訓読みから、異字同訓、名前の漢字の読み方、同音異義語、二字熟語まで、漢字のかかえる“たいへんさ”を取り上げて、それがなぜ生じたのか、漢字が日本語になるまでを解説する。
分類記号1
811 音声・音韻・文字
件名 漢字-歴史 カンジ-レキシ 日本語-歴史 ニホンゴ-レキシ
内容細目1 〈円満字二郎〉 1967年生まれ。出版社で国語教科書や漢和辞典などの編集を担当し独立。ライターとして辞書やエッセイなどを執筆。著書に「漢字ときあかし辞典」「難読漢字の奥義書」など。
内容細目1 ◆はじめに 漢字はタイムカプセルだ!
内容細目2 |第1章|「魔法の剣」って何て読む?
内容細目3 画数の多い漢字◆漢字の誕生と日本への伝来◆音読みは中国語、訓読みは日本語◆表音文字・表意文字・表語文字◆音読みと訓読みの住み分け◆重箱読みと湯桶読み◆日本の漢字の現実の姿
内容細目4 漢字の成り立ち(1) 古代文字の移り変わり
内容細目5 |第2章|「飛び箱」と「跳び箱」、どっちが正しい?
内容細目6 漢字は一〇万以上もある?◆常用漢字とは何か?◆異字同訓の使い分け◆日本語を中国語に翻訳する◆貴重な異文化体験◆「飛び箱」と「跳び箱」のちがい◆文章を書く際の主人公はだれか?
内容細目1 漢字の成り立ち(2) 象形と指事-絵から漢字を作る
内容細目2 |第3章|「信長」はどうして「のぶなが」と読む?
内容細目3 子どもの名づけと漢字◆「信」を「のぶ」と読む理由◆平安時代の辞書を見てみると…◆名前に二重の意味合いをこめる◆固有名詞を書き表す二つの方法◆万葉仮名とひらがな・カタカナの誕生◆漢音・呉音・唐音という三つの音読み◆日本人の名付けの伝統
内容細目4 漢字の成り立ち(3) 会意-意味のかけ合わせで漢字を作る
内容細目5 |第4章|「こうしょう」と読む熟語はいくつある?
内容細目6 最も長い読み方をする漢字◆漢字の数が最も多い読み方◆国語辞典で「こうしょう」を探す◆日本語と中国語の発音の比較◆歴史的仮名遣いで書いてみる◆完全に日本語になった音読み◆表意文字の欠点
内容細目1 漢字の成り立ち(4) 形声-読み方本位で漠字を作る
内容細目2 |第5章|「安心」と「心配」の違いとは?
内容細目3 二字熟語の意味を考える◆漢字と漢字のつなぎ合わせ方◆熟語の構成の代表的なタイプ◆日本語と中国語の文法のちがい◆和製中国語の出現◆音読みの二字熟語と文明開化◆漢字の造語力
内容細目4 漢字の成り立ち(5) 部首と漢字の意味
内容細目5 ◆おわりに 漢字が日本語になるまで
内容細目6 ◆次に読んでほしい本

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