資料詳細

概要

叢書名
ちくまプリマー新書
書名1
正しく怖がる感染症
著者名
岡田晴恵著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2017/03
00128600

利用状況

詳細

和洋区分
和書
定価 820
ページ 206p
サイズ 18cm
ISBN1 9784480689788
注記 感染症について正しい知識を持ち、いたずらに怖がり過ぎず、来たるべき脅威に備えよう。マラリア、梅毒、エボラ出血熱、結核、ジカ熱、コレラ、破傷風など、感染経路別に代表的な感染症を取り上げて説明する。 感染症とは、うつる病気のこと。どのように感染症にかからないように予防し、また、他の人にうつさないようにどのような対策をとるべきなのか。新型インフルエンザ、ジカ熱、エボラ出血熱、結核、梅毒など、代表的な感染症を感染経路別に解説する。
件名 感染症 カンセンショウ
内容細目1 〈岡田晴恵〉 1963年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。白鷗大学教育学部教授。専門は感染免疫学、公衆衛生学。著書に「感染症は世界史を動かす」「人類vs感染症」など。
内容細目1 はじめに
内容細目2 1章 昆虫が運んでくる感染症
内容細目3 デングウイルス感染症-媒介者は蚊
内容細目4 治療薬とワクチン/日本ではヒトスジシマカが媒介する/デングウイルス感染症 2つの病気/デング出血熱という病気/輸入感染症から国内感染へ
内容細目5 マラリア-重要な感染症
内容細目6 マラリアには種類がある/どんな病気か/求められる速やかな治療/ローマへの道はマラリアの道/マラリア原虫の発見と殺虫剤/マラリア撲滅計画の頓挫/21世紀現代社会とマラリア
内容細目1 重症熱性血小板減少症(SFTS)-マダニが運ぶ
内容細目2 日本でのSFTS患者の発生/マダニはどのようにウイルスを媒介するのか
内容細目3 [コラム 日本紅斑熱の発見]
内容細目4 [コラム アンネ・フランクの発疹チフス]
内容細目5 2章 接触することでうつる感染症
内容細目6 梅毒-日本の20代に激増
内容細目1 梅毒には隠れ感染者がいる/感染を予防する/先天性梅毒の危険性/患者の記録/梅毒は新世界からやってきたのか/当時の治療/特効薬サルバルサンを開発した秦佐八郎/サルバルサンからネオサルバルサンへ
内容細目2 [コラム 産褥熱の悲劇]
内容細目3 エボラ出血熱-風土病が拡がる時代
内容細目4 2歳の男の子が最初だった/エボラウイルスとは/5種類のエボラウイルス/ゴリラの群れが全滅した/ウイルスの自然宿主は?/その重篤な症状とは/人から人への感染経路/安全保障理事会での決議/交通網の発達で風土病が首都へ運ばれる/日本に侵入したら
内容細目5 3章 吸い込んでうつる感染症
内容細目6 結核 古くて新しい感染症
内容細目1 どうやってうつるのか/感染と発症は違う/発病するとどうなるのか/治療薬と耐性菌の出現/世界の状況/日本の結核 今後の問題
内容細目2 [コラム 一葉と肺結核]
内容細目3 4章 母子感染で重篤化する感染症
内容細目4 先天性ジカウイルス感染症-小頭症児の発生
内容細目5 どのような病気を起こすのか/ウイルスを運ぶ蚊/その症状は/深刻な先天性ジカウイルス感染症とは/国家緊急事態宣言を出したブラジル/WHOの「緊急事態宣言」/検疫では侵入を止められない/性感染症でもある/先天性風疹症候群との相違/ジカウイルス感染症の現在
内容細目6 風疹(先天性風疹症候群)
内容細目1 どんな病気?/日本の流行は大人が中心/東京都の風疹抗体調査結果/妊娠初期の妊婦が感染すると/先天性風疹症候群を防ぐために/予防接種の啓発を
内容細目2 [コラム アガサ・クリスティの描く風疹の悲劇]
内容細目3 5章 飲み込んでうつる感染症
内容細目4 コレラ-水で大流行
内容細目5 コレラ毒素を産生するコレラ菌/どんな病気か/コレラ流行史/大流行はなぜ起こるか/コレラの現状と注意すべきこと
内容細目6 [コラム ジョン・スノウ博士の「感染地図」]
内容細目1 6章 傷からうつる感染症
内容細目2 破傷風-震災でクローズアップ
内容細目3 感染経路/最強の神経毒素/破傷風トキソイドワクチンの導入/災害時にリスクが上がる/東日本大震災の破傷風/破傷風の病態/予防ワクチンの接種方法について
内容細目4 7章 動物からうつる感染症
内容細目5 狂犬病-世界150カ国で発生
内容細目6 発生状況/感染経路/感染から潜伏期・発症/予防がすべて/海外に出掛ける前にワクチンの接種を
内容細目1 あとがき